2010/04/16

ぼんくらボーイ・ミーツ・エロ不思議ガール その2

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ジョンとメリー/ピーター・イェーツ監督(1969)

(1)ダスティン・ホフマンとミア・ファローによる、ボーイ・ミーツ・ガールもの。

(2)要約すると夜パブで知り合ったオトコとオンナの次の日の夜までの物語。

(3)しかし「500日のサマー」と同じように、「ぼんくらボーイ・ミーツ・エロ不思議ガール」な話の中に、感情の浮き沈みがリアルに語られる。

(4)ショートカットのミア・ファローが可愛い。昔から不思議系だったんだなー。

(5)ウディ・アレンもこの映画を観てミア・ファローが好きになったんだろうなー。

(6)えっ?40年前の映画?なのにたままた田島貴男さんも同じ時期に観ていたとは!

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2010/04/13

評判どおり

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『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』サーシャ・カバシ監督(2009)

(1)ボクが育った実家は西武球場に自転車で10分で行けるところだった。

(2)だからこの映画の冒頭の「スーパーロック84 in Japan at 西武球場」も覚えている。

(3)中学2年の夏にサッカー部のやせ細った友達から「一緒に観にいこう」に誘われたんだ。

(4)しかしメタルって全然聴いたことがなかったから、その友達にカセットテープを貸してもらって、聴いてから行くかどうか決めようと思った。

(5)結局カセットを聴いてもその良さがわからず、行かなかった。

(6)しかしあの時、もしコンサートに行っていれば全盛期のアンヴィルを目撃できたのに!

(7)この映画を観た人みんなそのようなんだけど、観終わった瞬間にウルっと泣けてきちゃった。

(8)夢追い人のその浮き沈み!とその周りの人のヘルプ!普通の物語以上に説得力があるセリフの数々!

(9)夢とは?人生とは?ロックとは?人生のパートナーとは?映画の観客はこの映画を通して、色んな問いかけを自分にすることになる。。

(10)正解がない答えを探すのが人生なら、この映画の問いかけも同じ。ヴォーカルのリップスさんの言葉がとても重い。

(11)ヴォーカルのリップスさんはダレかに似てる。天然キャラ、夢追い人、熱い性格。
そう、NRBQのキーボードのテリー・アダムズさん?

(12)この映画のメイン・シーンの撮影が日本だったからか、BGMが坂本龍一調(メりクリ調)だったのが可笑しかった。

(13)この映画が特別な作品になったのは、サーシャ・カバシさんの優しい視線がその理由だろう。その点につきる。

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2010/03/17

ぼんくらボーイ・ミーツ・エロ不思議ガール

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(500)日のサマー/マーク・ウェブ監督(2009)

(1)この方のブログで知りました。「ぼんくらボーイ・ミーツ・エロ不思議ガール」のまんまでした!

(2)男女の出会いのキッカケがスミスの曲ってもう最高にイカシテル!

(3)しかもその曲は「There is Light Never Goes out」で、ぼんくらボーイのヘッドフォンから漏れた音に、エロ不思議ガール合わせて歌うのが「あなたと死ねたら最高なのにねー」という歌詞!た、た、たまらん!

(4)しかもエロ不思議ガールはリンゴスターの大ファンで、ビートルズで一番好きな曲が「オクトパスガーデン」!「ワタシのその曲大好きよ!」と話かけたくなっちゃいました!た、た、たまらん!

(5)ふたりが急接近するカラオケ・クラブでぼんくらボーイが歌う歌は、なんとピクシーズの「Here Comes Your Man 」た、た、たまらん!

(6)この映画の恋愛における浮かれ方と落ち込み方は何かに似てるって思っていたら、そう!ウディ・アレンの「アニー・ホール」にそっくり!

(7)主演のゾーイ・デシャネルちゃんが気になって調べたら、音楽もやっていて、その「SHE & HIM」というユニットの音楽のレコードを取り寄せてみたら、すんごく最高でした。ではこの話は次回に。。。

以下解説とあらすじ。

解説: 運命の恋を信じる男と信じない女が繰り広げる、ちょっぴりほろ苦くてユニークな恋愛コメディー。『セントアンナの奇跡』のジョセフ・ゴードン=レヴィットふんする男性の視点から、愛する人との異なる恋愛観に翻弄(ほんろう)される20代の男のリアルな姿をつづる。キュートな相手役には、『ハプニング』のゾーイ・デシャネル。初メガホンを取ったマーク・ウェブ監督はミュージック・ビデオ出身らしく、音楽から会話に至るまでセンスのいい演出が際立つ。

あらすじ: グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新入りのサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目ぼれしてしまう。ある日、好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと……。

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2009/12/04

やさしさ

Lars_and_the_real_girl_12 ●「ラースと、その彼女」クレイグ・クレスピー監督(2009)

(1)この映画のコメントで一番近い感想は↓これ。

どうしてあの人形からこんなに優しくてきゅーっとくる純粋なお話が作れるんだろう
大勢の人の たくさんの愛とたくさんの優しさ感じる

好きなセリフは
『人が喜ぶ言葉はその人の名前 だからたくさん呼んであげるんだよ』

名前
呼びたくなりました
呼ばれたくなりました

なぜか号泣してます

吉高由里子
(女優)
(2)ラブドールが主役なのかと思ったら、ラース以外の街の住人が主役でした。

(3)同僚のバースデイ・パーティで流れるトム・トム・クラブがらこのトーキング・ヘッズ「This must be placed」の流れが異常によかった。

talking heads
アップロード者 milshakecoco.

(4)観た人みんな、このエンディングは想像できなかったと思う。

(5)人間って人の気持ちで変わっていくのだと思う。この映画はそんなことを言いたかったんだと思う。

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2009/11/24

脳内余生

Synecdocheny_3 ●「脳内ニューヨーク」チャーリー・カウフマン監督(2009)

(1)今まで脚本した作品よりもかなり難解な作品になっている。アメ人の批評でも2、3回観ないと判らないと書いてある。

  
(2)川勝氏もデヴィッド・リンチの「インランド・エンパイア」のようには楽しめなかったと告白している。

(3)リンチの作品は現実から夢世界にスイッチするヒントが隠されているが、本作は判りづらいからね。

(4)しかし、ズバリ指摘すると最初の奥さんがドイツに旅出た後は、もう全部夢世界のハズ。というか脳内余生状態!

(5)だって、誰がギャラが出たとしても17年間もいつ初日が始まるか判らない、舞台の準備に付き合う?訳ないよねー!

(6)そう考えると、辻褄がスゴく合う、キップ切りのオバサン家が毎回ボヤなのも、17年間以上もつきあう舞台俳優もスタッフも全部夢の世界なのだ。脳内余生としか思えない!

(7)ゴダールの「気狂いピエロ」のように散文詩の乱射が続き、集中して理解しようとするとかなり疲れる。調子の良い時にもう一度観たい。というか何回も観て楽しめるように作ったと監督はインタビューで答えてましたが、そもそも難解なクイズのような映画ということですね。。。。

(8)カウフマン脚本・監督、ホフマン主演なので、客席はまばらでオタクオヤジばっかりでした。

(9)朝日新聞の批評はコチラ

※参考カウフマン脚本作品

エターナル・サンシャイン

アダプテーション

「ヒューマン・ネイチャー」

「マルコビッチの穴」

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2009/10/02

泳ぐ人

214322_1020_a (1)ピチカートファイブに「水泳」という曲がある。

(2)ムーンライダースにも「スイマー」という曲がある。

(3)アメリカン・ニューシネマで「泳ぐ人(the swimmer)」(1968)という映画があることを最近知った。

(4)レンタルで取り寄せて鑑賞。

(5)これは夢オチだろう。現実と夢の世界がゴッチャになって、過去を振り返るという話。

(6)借金苦、うまく浮気が終わらず苦、ロリコン苦、家庭苦、いろんな苦労が襲ってくる。

(7)「人生とは水泳である。それも泥沼で泳ぐ」とでも言いたげな映画。

(8)以下あらすじ。

夏のある日曜の午後。ネッド・メリル(バート・ランカスター)は水泳パンツだけという姿で、友人ダンの家を訪れた。友人夫婦は前夜のパーティでくたびれており、一緒に泳ごうというネッドの誘いを断った。昔は皆一緒に泳いだ仲だったのに。ここでネッドは、隣人たちのプール伝いに泳いで家へ帰ろうと決心した。

(9)ジャームッシュの「ブロークン・フラワーズ」に似た感覚を覚えた。

(10)過去(の女)を振り返る旅に出て、良い思いと悪い思いと両方体験するという甘辛い不思議な旅。

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2009/09/16

見事なダメっぷり

Sunshineweb (1)
「リトル・ミス・サンシャイン」が異常な名作だっただけに、同じチームが撮ったという本作「サンシャイン・クリーニング」に大期待!

(2)
本作もダメな姉、妹、父親の頑張りっぷりが、可笑しく、切ない!

(3)
この家族以外の浮気相手のアメフト・オトコとその妻や献血センターのオンナは、
対照的に、世間一般的な頭の悪い感じで描かれている。

(4)
こんなダメ人間向けの映画は、撮ってくれて、存在するというだけで嬉しく感じる。

(5)
DVDでもよかったような気がするけど、劇場で見た方がその世界に没頭できるから、
それはそれで良かったような気がする。

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2008/09/23

究極の選択

36f1814b5d3a7b7a1a4f07dec73f549e ●ダークナイト/クリストファー・ノーラン監督(2008)

(1)究極の選択というのが一時期流行ったことがあった。あの「カレー味のウンコかウンコ味のカレーのどちらを食べなきゃいけないとしたらどっち?」というヤツだ。答える方はどっちも嫌だ!というヤツだ。

(2)この映画はその究極の選択の連続だ。「バットマンの正体をあかしたら、ジョーカーが暴れるのを止めるとしたら、バットマンはどうする?」「レイチェルは、バットマンと同僚の地方検事補ハーベイ・デントどっちを選ぶ?」「どっちか一人しか助けられないとしたら、レイチェルとハーベイ・デントとバットマンはどっちを選ぶ?」あとネタバレなので、書かないけどどっちも選べない!という究極の選択がさらに続く。

(3)この映画が興行収入で「タイタニック」につづく2位というのもうなづける。だって人生は究極の選択の連続だから。どの会社に入るか?どの相手と結婚するか?どこに住むか?。。。

(4)ダークナイトは、いわゆる無差別破壊テロを彷彿させ、かつ人生を彷彿させ、かつ痛快アクションの要素もある、という現代のアメリカ人向けのジャスト!映画になっている。

(5)あまりにもダークナイトのインパクトが強くて、前作の「バットマンビギンズ」も観たのだけど、テンションの差があまりにも大きくて(もちダークナイトの方が高過ぎ!)、かなり引きました。「バットマンビギンズ」は「ダークナイト」の前座のようなモノでした。軽めのコメディだしね。ジョーカーこそこの2作の主役となってます。

(6)ヒース・レジャーは「セックス・ピストルズ」のジョニー・ライドンと「時計仕掛けのオレンジ」のアレックスを元にジョーカー役を作り上げたとのこと。この動きはパンク・ロッカー必見です。

(7)「ダークナイト」の感想で、皆が口を揃えて同じ内容で締めているけど、ワタシも同感です。「ジョーカー役のヒース・レジャーがもう2度と観られないことが信じられない位寂しい!」

(8)蛇足ですが、ジョーカーのメイクは日本人にはオバQにしか見えません。ヒース・レジャーはそれを知っている訳ないですよね。。。

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2008/05/13

全然許しちゃう!

108p1 ●めがね/荻上直子脚本・監督 (2007)

(1)この映画は完全にトリップしちゃう。

(2)これほど説明がない、行間を読む映画があっただろうか?いや、ない!

(3)生物の教師と民宿を経営している二人の他の3人は職業や普段の生活が全くわからない。

(4)全くわからなくて良いのはこれが旅の映画だからだ。

(5)旅というのは日常を忘れて、別世界に行くことなのだ。だから旅人に肩書きはいらない。

(6)この映画を観て別世界に旅立ちたくならない人がいたとしたら、それは病気と言えるだろう。ワーカホリックという名の。

(7)「かもめ食堂」の2番煎じだと思って敬遠してたけど、いやいや「かもめ」よりもトリップできる!と思うし、より絵画的なカット割り!で、できれば劇場で観たかった!

(8)「かもめ」の2番煎じなところは食事を美味しそうに撮っていたところ!これは美味しいそうだから全然許しちゃう!

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2008/04/30

愛のない成功なんて意味がないんだ

Narcoposter1 ●ナルコ/トリスタン・オリエ&ジル・ルルーシュ監督(2008)

(1)この映画の主人公のように一時期すぐ寝ちゃう癖がワタシにもあった。ただしランチ・ビールの後という条件つきだけど。

(2)一番強烈な体験はトルコに行って、現地のガイドと一緒に行動してランチ・ビールして、落とし穴のトルコじゅうたん屋に連行された時の話。トルコじゅうたんをプレゼンされながら、寝てしまったのだ。約15分後ぐらい後にウトウト起きたら一面相当プレゼンされ続けた後という感じのじゅうたんが一面に並べられていて、何が起こっているのか一瞬理解できなかった。「こりゃヤバい!何か買わないと殺される!」と瞬時に思って、一番小さくて安そうなやつを買って逃げようとしたら、「小さいものは価値がないから高いものを買え!」と追い詰められたのだ。結局奥さんの強気な交渉術で何も買わずに済んだけど、寝ている間に何かあったのではと思いびくびくしていた。

(3)例え話が長くなってしまったけど、この主人公の「ナルコレプシー」という病気もそんな感じ。突然寝てしまって夢の世界と現実の世界と二つの世界をいったりきたりで、現実の世界では役立たず。

(4)この映画はアメリカン・コメディと違って、前半はコメディ・タッチ、後半は現実風刺、と展開が異なるフランス映画独自の展開。「エイリアンVSヴァネッサ・パラディ』 も前半現実的で後半エイリアンものと先行き読めない展開の映画だった。

(5)映画全体は「マルコヴィッチの穴」や「ヒューマン・ネイチュア」のような、設定自体は可笑しいけど、オチが現実風刺的でファンタジー感がないエンディング。

(6)主人公のギョーム・カネは「世界で不運で幸せな私」でも主演で3年前は大学生とか無難にこなしているのに、本作では中年太りの役を好演!この体型他人とは思えません!

(7)「愛のない成功なんて意味がないんだ!」というメッセージがジーンときました。

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